蓮にタオルなどを借りて手当てを始める。
「奏斗。ちょっと痛いと思うけど、我慢しろよ。」
そんな声を掛けても返ってくるのは奏斗の荒々しい息づかいだけ。
それから、服を脱がせて傷口の消毒をしてガーゼで覆った。
パッとみたかんじ、一番酷かったのは肋骨のあたりを何かで殴られたようなアザ。
あり得ないぐらい紫色で正直、骨までいってるかなと思ったけど。
触診する限りは大丈夫そうだったので良かった。
一体、何があってこんなことになったのか……。
そんなことを考えながら、処置をした。
最後に服着替えさせて薬を飲ませて。
処置中何度かうめき声をあげていた奏斗もまだ荒々しい息づかいだか寝ている。
そして、寝室をあとにした。
