「蒼兄おはよ」
朝からボサボサ頭の俺の妹、朱実玲は朝ご飯を作っていた。
「おはよ」
俺はその時、時計の針が7時20分を指すのを見た。
「やべっ」
バスの時間は7時25分だ。走って家を出た。