ピンポーン
私は毎朝家のインターホンで起きる。
「みぃみ行くよ~」
親友のあーちゃんこと愛沙那(あさな)の声が家の玄関の方から聞こえる。
「はーい」
机の上にあったパンを口にくわえて家を出る。
「遅いよみぃみ」
「ごめんごめん」
毎朝あーちゃんを待たせている。本当に申し訳ない。でも起きれないんだもん!口には出さないけど心の中で言い訳をする。