『ピーーーーーー』


「午前9時14分ご臨終です。」


医師の言葉に俺は頭が真っ白になった。


「「イヤーーー!」」

そう言って泣き崩れたのは麻美の親友、桃香ちゃん。


麻美とは、そう、ベッドに静かに眠っている世界でたった一人の俺の彼女...