「ねぇねぇ！しんやって昔はどんなせいかくだったの？！教えて〜」
このこはとかしきゆりか！あたしと同じクラスのしんやのファン!!
「やーだ！教えなーい～」
「えー！なんでぇー教えて教えて〜」　
「嫌だってゆったらいやなのー！」
ゆりかは毎日毎日あたしのとこに来てしんやの事をよくさぐってる。
「ねぇ。あなたも知らないと思うけど、秘密おしえちゃおっか？」
「なになに〜」　
ゆりかは私に小さな声で教えてくれた。
「しんやって家の関係でもうすぐ引っ越しちゃうらしいよ～」
わたしは一瞬耳を疑った。今まで幼なじみなんか嫌だって思ってたのに、そんなことを聞かされると、なぜか心がいたくなって
その場にいられなくなった。
なんで、なんでしんやがいなくなるの？
私はしんやに面と向かって話をしようと思った。