その時。
ピーンポーン
玄関のチャイムがなった。
「はいはい!今、出まーす!」
俺は玄関を開ける。
「竜司、朝早いけど来ちゃった。」
来たのは俺の妻と、波瑠真の妻。
「んだよ、芽依。来るなら連絡いれろよ。あっ、波瑠真ならさっき出たよ。」
芽依 めい が俺の妻で、美奈 みな が波瑠真の妻。
2人とも、もう俺らの家族とすっかり馴染んで血が繋がっているみたいだ。
「連絡しなくてもイイかなって。」
肩をすくめて言う芽依。
「いいけど...。波瑠真がいねぇじゃん?」
「あっ、波瑠真が仕事ってこと、知ってるから。だって妻なんだよ?それぐらい知ってる。」
「ん、っか。おっけ。上がって?
秋と由香里がいるけど...。」
俺は小さな声で最後付け加える。
すると、芽依と美奈は目をキラキラさせて言った。
「秋と由香里!?美男美女コンビじゃん!!」
「秋ぅ〜!由香里ぃ〜!芽依と美奈来たよぉ〜!!」
「お前ら、声がデカイよ。。。」
そう言って3人で笑った。



