「マーマー!お腹すいたー!ご飯しよーよ!」


望の声が、寝室の外からした。


ふと、時計を見ると、もう12時だ。


「もう、ママ。出てもいいの?」


一応、聞いておく。


「もういいよ~」


望の声を聞いて、わたしは流しっぱなしの音楽を止めた。


そして、寝室の扉を開けた。


そのときだった。


パァンッと音がして、わたしの上に何かが降ってきた。