『はーいっ。』



顔を上げて振り向くと、そこに居たのは‥





大輔先輩。




『えっ、あっぁと‥美鈴先輩あっちに居ますよ?』



体育館のステージ側の方を指差して言う。



だっていっつも大輔先輩のテーピングとかは、美鈴先輩の仕事だから。



アタシなんかに頼むなんて‥‥‥。



嬉しいけど‥‥///



アタシの仕事じゃないよ?



「知ってる。俺は小夜に頼みたいんだけど。ダメか?」




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