先輩とアタシ



笑顔でカップケーキを受け取って、司くんがそう言った。

本命貰いたかった

って‥‥

驚いて固まってしまったアタシに


「なーんつって!ありがとっ!」


と言って、走っていった。


司くん‥‥。

あれ以来、部活中に何度か話すくらいで、前みたいに仲良くはしてなかった。


お互い気まずかったから。


せっかく仲良くなれたのに。

少しだけ胸が締め付けられた気がした。


司くんに恋愛感情があるわけじゃないけど、苦しい気持ちになったんだ。


みんなにカップケーキを配り終わって、尋佳と2人で体育館の片付けながら司くんが、早く幸せになって欲しいなって思ってた。


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