先輩とアタシ




誰だっけ‥‥?


全然思い出せなくて、焦るアタシ。


困っていたアタシに気づいたのか、その人は、


「まさか小夜忘れちゃった?潤[ジュン]だよ!」


にっこり笑うその顔。


『‥‥‥‥‥あー!潤ちゃん!』


「思い出したか!」


思い出した!


潤くんは、お母さんの妹の息子さんで、アタシの4つ上。


地元の高校に行かないで、たしかアメリカに留学してたはず。


だから会うのは四年ぶり。


『久しぶりだね!潤ちゃん、アメリカに居たんじゃないの?』


「うん。だけど今年の秋にこっちに戻ってきた。」


笑った時に見える八重歯。


相変わらず。


『わぁー、懐かしいね!』


ついつい久しぶりだから、テンションがあがってしまう。


「まぁ、最後に会ったのは、小夜がまだ小学生の時だったからな?ずいぶん可愛いくなっちゃって!」


アタシの頭を撫でる潤ちゃん。


ドキ


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