先輩とアタシ



目の前に広がる景色が嘘みたいに思える。


『きれい‥‥。』


真っ暗で寂しい場所に、ツリーが一本美しく輝いてる。


こんなところにこんなに素敵な場所があったなんて、先輩なんで知ってるの?


「だなぁ。こんなにきれいだなんて、オレも思ってなかった。ネットで検索して見つけたからさ?写真だけじゃわかんないじゃん。でも想像以上。きれいだな?」


そう言ってアタシの肩に手を回した。


『先輩、最高‥‥最高のプレゼントだよ‥‥。』


アタシも先輩に寄り添った。


先輩はなんでこんなに素敵なの?


ロマンチックな雰囲気に包まれて、アタシ達はキスをした。


どちらからでもなく、お互い引き寄せられて、甘い甘いキスをした。


唇を離して、


「小夜の鼻真っ赤!」


と言って先輩が笑った。


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