「えっと‥‥クリスマスプレゼント‥何にしようかかなり迷って‥実は何も買ってないんだ。ごめんな?」
町の風景を背にして先輩が申し訳なさそうに言った。
『いいよ、そんなに謝らないで?』
「その代わりにこれをプレゼントにしても良い?」
『‥え?』
先輩の顔がはっきり見える。
さっきよりも周りが明るくなったのは気のせい?
背中に感じる何か。
「メリークリスマス!」
先輩はアタシの体を回転させて、先輩と同じ方向を向かせた。
『‥‥わぁっ‥‥!!』
そこに会ったのは、ライトアップされた大きなツリー。
カラフルな光がアタシ達を包み込んだ。
「ここさ、隠れスポットなんだって。夜の12時ぴったりにライトアップするって聞いて、お前と見たいなぁって思ってさ?」
.

