先輩とアタシ



アタシの必死の懇願も司くんには通じなかった。


涙がこぼれ落ちる。


「なんで泣くんだよ?!大切にするよ!だから俺のものになってよ?」


司くんがアタシに手を出そうとしたその時


「あの、その子オレのなんですけど?腕輪付いてんの気付かなかった?」



部屋のドアを開けて中に先輩が入ってきた。


「っ!」


司くんがアタシの上からよけた。


まだ恐くて、そしてこの状況について行けずに、アタシは床から立てなかった。


先輩はそんなアタシの腕を引っ張って、立ち上がらせてくれた。



「ほら、付いてんじゃん。」


ブレスレットを司くんに見せつけている。


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