先輩とアタシ



誰も居ない屋上で抱きしめ合って、アタシは恐さなんて無くなって今度は幸せになっていた。


先輩はヒーローだよ。


いつもいつもありがとう。


いつかアタシも先輩のことを助けてあげられるかな?


そしたらたくさん先輩を守ってあげるからね。


今は甘えさせて。


さっきよりきつく抱きしめて、うれし涙をこっそり流していた。


「小夜‥。」


先輩が腕を緩めてアタシを呼ぶ。


顔を上げると、


「まだ泣いてんの?」


と言って笑った。



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