少しすると小夜が小走りでやって来た。 相変わらず可愛いヤツ。 毎日見ても全然飽きない。 むしろどんどん好きになっていく。 だから司になんて渡せない。 あれ? "遅くなってごめん!" いつもなら言ってくれるのに。 気まずそうにオレの横を通って、靴を取った。 小夜怒ってる? 「帰るか。」 オレはぼそりと呟いて、歩きだした。 .