先輩とアタシ



オレが抵抗しても本間さんは、全然止めてくれ無かった。


始業式が終わって、体育館を出ようとすると、転校生を見るために、たくさんの人が集まってきた。


「大ちゃん〜人いっぱい居て恐いよぉ‥。」


おい‥またあんたかよ。


せっかくオレが友達と居たのに、またオレのところに本間さんが来た。



「大輔ーモテるなぁ?(笑)」


同じハンド部の笹木智也【ササキ トモヤ】が、からかうように言ってきた。


コイツ小夜と付き合ってるのを知っていて、そんなことを言ってるし‥。


「本間さん、女子のところ行きなよ。」


オレは、小夜以外の女子とは一緒に居たくない。

前に、幼なじみのあみとのことで、小夜を泣かせた事があった。


もう小夜を泣かせたくなんかないんだよ。


なんてオレの気持ちなんて、知るはずもなく、



「嫌だぁ。女子って恐いもん‥!」


またオレに腕を絡ませる。


今だけは諦めて、このまま教室に戻ろうとすると、


「あっ‥」


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