部活が終わって、いつも通り2人で帰る。
別に喧嘩してるわけでも無いけど、すこし気まずい感じ。
アタシがあの人のことで、不機嫌ってことを、きっと先輩は気づいてる。
特に会話をする訳でも無いまま、校門を出た。
気になるあのことを聞きたい。
なんであんなに仲良くしてたの?
2人切りで学校の案内をしたの?
アタシよりあの人を好きになっちゃったの?
いろんな不満が押し寄せる中、先に先輩が口を開いた。
「怒ってんのかよ?」
『えっ‥怒って無い。』
なんでアタシが怒るの?
なにも怒ってないし。
それに先輩こそ、いつもより不機嫌な感じがする。
「怒ってるじゃん。なんで?」
『だから怒ってないってば!』
つい叫んでしまった。
不安になっているアタシに、先輩は怒ってるとかって言って、攻めてくるんだもん。
「なんだよ‥。」
呆れた顔をして、先輩がアタシより一歩前を歩き始めた。
なんで?
なんでこうなっちゃうの?
アタシは先輩が好きだから、不安になったりするのに、なんで先輩は怒ってるの?
結局その後会話も無いまま家に着いて、さよならも言わずに家に入った。
ドアを閉めた瞬間に、涙が一気に溢れ出す。
『なんでぇ‥‥?アタシ何かした‥‥?』
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