先輩とアタシ




美鈴先輩が声を掛けてきた。



『お疲れ様でした。頑張ります!じゃあ、さようなら!』




そう言って、走ってその場を立ち去った。





大輔先輩幸せそうだったね。



ラブラブだね。




だから好きにならないようにって、何回も決意したじゃん。



憧れてるだけのはずだよ?




なのになんでこんなに、胸が苦しいの?



走ってるから‥‥?



運動が苦手だから?




だいぶ離れた所で、走るのをやめた。



『ハァッ‥‥ッ、ハァ‥』



息切れで苦しい‥‥。



きっと今アタシ、髪はボサボサだし、呼吸は乱れてるし、汗はかいてるし‥‥



すごーくみじめ。



本当にバカだなぁ‥。



付き合ってることなんて、ずっと前から知ってたじゃん‥‥。




駿ちゃんが言ってた、バーカ‥‥。



本当のことだね。




.