先輩とアタシ




『へ‥‥?』


アタシが見とれていたウサギを指差して、先輩が言った。



「見てたからさ‥‥欲しいのかなって?」



先輩気付いたの?




『欲しいっていうか‥‥可愛いなぁって思って。』



「じゃあ、あれとってやるよ。」



とってくれるの‥?



『えっあっ良いよ?』



「オレがとってやりたいの!彼氏らしいことさせてよ?」



そう言って、百円玉を機械に入れた。



彼氏らしいことって‥‥いつもしてくれてるよ?


こんなアタシと一緒に居てくれて、アタシを好きだって言ってれて、アタシなんかを幸せにしてくれて‥。



大好きじゃ足りないくらい大好き。



ねぇ、アタシは先輩のこと幸せにしてあげれてる?



ウサギをとろうとしている先輩の横顔に見とれながら、こっそり問いかける。



ガタン!




『あ!とれたーー!!』


先輩は、見事一発で落とした。



取り出し口からぬいぐるみを取って、アタシに渡す。



「惚れ直した?」


ふざけてそんなことを聞いてくる先輩に、




『毎日惚れ直してるよ‥///?』



自分でも言っていても恥ずかしいと思うような、答えを返していた。




「アホ‥‥‥///」



アタシの頭をくしゃくしゃに撫でる先輩。




幸せ‥‥。



ウサギを抱きしめて、幸せに浸っていると、





「だいちゃん?!」



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