先輩とアタシ




昨日の妄想がフラッシュバックする。



『もうダメなの‥‥‥?』



床にしゃがみ込んだ。



そしてそれとほぼ同時に、




「何がダメだって?」



誰も居ないと思っていたこの棟に、アタシ以外の人の声が響いた。




『先輩‥。』



顔を上げると、そこに居たのは大輔先輩。



「尋佳に聞いたら、たぶんここに居るって言ってたからさ?」



先輩‥‥‥アタシを振りに来たの‥?



「泣いたって聞いたけど‥‥‥‥どうした‥?」




アタシの前にしゃがみ込んで、アタシの体を先輩が包みこんだ。




未だに目を冷やす手を離せない。



先輩‥‥‥‥



『ふぇ‥‥ふぃーん‥‥‥。』



またまた涙のアタシ。



「ちょっ!どうした?」


いきなりのアタシの涙に、先輩は動揺した。



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