先輩とアタシ




『ごめん駿ちゃん!!』


「あとでジュースな!!」



おごれって事?


『いーやーだー!!』



アタシの投げたボールを拾いに、走っていく駿ちゃんに向かって、さっきより大きい声で叫んだ。


「あんたら本当に仲良いね?漫才してるみたいでうける!」



タオルをたたみながら、唯先輩が言った。



『そおですか?ただアイツが馬鹿なだけですよ?』


「いやいや!小夜も負けてない!」


尋佳のツッコミで四人で笑った。



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