怨ーline

 由衣は凛が何処かに消えて無くなってくれることを期待していた。
そうすれば転校生は自分のものだとも思っていたみたいだ。


由衣は常に成績はトップクラスだし、彼の相手には申し分ないはずだと考えていたからだ。




 怨ーlineが暴走を始めた日。
凛は縮こまりもしないでノートを取っていた。
でも私は実態を知っていた。


だから机に残っていたノートを由衣に見せつけたんだ。


其処には、怨の文字が書きなぐられていた。
凛は授業のノートを取っていたのではなく、恐怖に震えていただけだったのだ。
私の席は彼女の隣だった。
だから其処にあることを知っていたのだ。




 「凛がどんな思いでこれを書いていたと思う? 彼女が一体何をしたって行く言うの?」

私の言葉に彼女はただ項垂れていた。


私の作戦は大成功を納めたのだった。


そのために大切な友人を傷付けることになったけど、私はそれで良いと思っている。


凛は元々由衣からの嫌がらせに気付いていた。

でも何の対策も講じてこなかったのだ。
勿論、凛が悪い訳じゃない。
でも彼女にスキがあったから、由衣に漬け込まれたのだ。