「綾ちゃん、いこっか。」



そう言った俺は綾ちゃんの手をとって森の中に入った。



「ちょっ、ちょっと!川平!手離してよ!」



そんな声が聞こえたけど無視。



俺が綾ちゃんと手繋ぎたいから繋ぐの。



そう思いながらウキウキで、森の中をどんどん進んで行った。



すると、後ろから声がした。



「そんなどんどん進んで、道合ってんの!?」



その声に歩いていた足が止まった。