「綾ちゃん!」



俺は女子の集団の近くに行き、綾ちゃんを呼んだ。



俺の肝試しのペアが綾ちゃんじゃなくなるのが嫌だった。



だから俺は、周りにも聞こえるように



「綾ちゃんは俺とペアだから。ねっ、綾ちゃん。」



と、言った。



「はい。はい。そうですね。」



と綾ちゃんは答えた。