えっ…、まさか私、ビックリしてるの顔に出てた!?



「あー、そっか。ごめん!ごめん!」



その男子がそう川平に言うと、なぜかいきなり立ち上がりこちらに歩いてきた。



そして、私の前で立ち止まり、


「俺、高宮 海斗(takamiya kaito)!A組で、奏介とは中学からのダチなんだ!よろしく!」



と言って、手を出してきた。



「よっ、よろしく。」



私はそう言い、高宮くんのよろしくの手にこたえ、握手した。