「奏介くん!これあげる!」 「奏介くん!私のも貰って!」 そう言ってお菓子を上げる女子。 「入学式から毎日だけど、奏介くんの周りは女子で賑やかだよね!奏介くん背は高いし、顔もかっこいいから、女子がほおって置くわけないよね!」 そう言う沙彩。 確かにね。 しかも、周りの女子に対して笑顔で返事してるもんね。 そりゃ、女子があんなに集まってくるわけだ。 そんな話をしていると宿に到着した。