でも、兄は




「誠。顔見せて?

誠悪くないよ。俺がいけないの。
俺全部可笑しいし駄目なの。


誠かっこいい。優しい。

そして、自慢の弟。」







兄から出た言葉はそれが最期だった。

「う…っっうぇっ」
ツーーーーーーーーーー



見たことも無いくらい綺麗な
雫が兄の頬をつたった。