僕は見たとき涙が出た。

多分、兄が死ぬ苦しさもあるが
それよりも真っ先にかんじたのは

自分は優しくないとか言ってるけど
兄はとても優しいということ。


どうして?どうして気づかないんだ。
僕は悔しかった。


そしたら、



「誠。知ってるよ。

いるよね?いるなら顔みる。
誠ー。みたい。」


僕は素直に兄の方へ足を運ばせた。
「兄貴…………。

こんな弟でごめん。そして俺だけ健康でごめん。謝ることが多くて分からないよ……………………………………」