「結愛、ありがとう」
「ん?なんでお礼?」
「優しいから」
「そう言われると照れる…」
「私、ちゃんと彼のこと見てなかったのかもしれない」
「え?」
結愛の手の上から覆うように未来は手を置いた。
切なさは消えないまま、何かを決意した強い視線が結愛とぶつかる。
「彼と行った場所、もっともっと行きたい。彼はきっと、どこかにいる」
「…うん」
「ちゃんと彼を知りたい」
「うん」
「…ごめん、結愛…振り回すことになっちゃうけど…」
「いいよ…うん、行こう」
優しい笑顔で結愛は返す。
そんな結愛を見て未来もまた、笑顔で返した。
「ん?なんでお礼?」
「優しいから」
「そう言われると照れる…」
「私、ちゃんと彼のこと見てなかったのかもしれない」
「え?」
結愛の手の上から覆うように未来は手を置いた。
切なさは消えないまま、何かを決意した強い視線が結愛とぶつかる。
「彼と行った場所、もっともっと行きたい。彼はきっと、どこかにいる」
「…うん」
「ちゃんと彼を知りたい」
「うん」
「…ごめん、結愛…振り回すことになっちゃうけど…」
「いいよ…うん、行こう」
優しい笑顔で結愛は返す。
そんな結愛を見て未来もまた、笑顔で返した。


