猫の世界と私

こんな中途半端な気持ちのまま猫に触れても、猫たちには伝わらないのは当然のこと。
好きだと言って楽しそうに遊んでいる未来に猫たちが集まっても、何も不思議なことはない。


心に現れた虚しさは何故だろう。


寂しくて、悲しくて、悔しくて…


この感情が出てくるのは何故だろう。

結愛は胸のあたりで手を強く握った。
汗がにじみ、爪が手のひらに食い込み痛みを感じる。



「結愛?」



考え込んでいた時間が長かったのか、未来が首を傾げ、近づいていた。



「あ、ごめん。何?」

「猫、好きなのよね?」

「う、うん…」

「覚えてないの?」

「正確には覚えてない」

「そっか…」