猫の世界と私

「あのね、結愛。私も夕日に思い出があるの」



夕日を遠い目で見つめ、未来は語り始めた。



「彼は、夕日を見るたびに寂しげで悲しそうな顔をしてた。どんな所にいても、いつも外を見ていて…普段の彼の表情とは全然違う雰囲気を見せてた。もう、そんな彼見たら目が離せなくて…段々と好きになっていったの…」



顔を赤くして、思い出し笑いをする未来を、結愛は口を開き、驚いた表情で未来を見ていた。
予想外の反応に、未来は戸惑う。



「な、何?結愛、どうしたの?」

「……さっき、大学生って言った…?」

「え、うん。言ったよ、なんで?」

「年上…?」

「え、え?年上って…も、もしかして結愛…年下!?」

「う、うん」

「えぇっ!?」

「……ん…私的には未来が年上っていうことの方が驚いたんだけど…」