猫の世界と私

瑛祐は結愛の腕を掴み、引き止めた。
結愛は必死に、掴まれた手を取ろうとしている。

抵抗する力が強く、瑛祐は手を離しそうになるが、少し力を込めて自身へ引き寄せた。



「痛い…離してよ…」

「じゃ、逃げるなよ」

「…逃げたくもなるよ…」

「……なんで?」

「瑛祐君は、私の事どう思ってるの?」

「え…?」

「友達?それともただの同級生?」

「………」

「私は…」

「ストップ!」

「?」



瑛祐は人差し指を口元に当て、結愛の言葉を止めた。