猫の世界と私

同じ高校の男子生徒。

何とか隣にいる人物を確認しようと、瑛祐は少しだけ結愛に近づいた。



「あれは…同じクラスの…委員長?」



1年C組の委員長をしているメガネ男子。特に格好いいわけではないけれど、勉強は出来るし、スポーツも出来る。器用なタイプの男子生徒だった。

その委員長と結愛がなぜ一緒に?


グルグルと不安が頭を駆け巡る。


その日一日、忙しさがなければ結愛と委員長の関係を考えてしまっていたかもしれない。
委員会の仕事も終わり、落ち着いて教室に戻った時には夕日に染められた教室内に、瑛祐一人が入る状態だった。



「またか…」



以前にもあった、この状況。
誰もいない教室の中、一人夕日に魅せられ時を過ごす。


瑛祐は窓際に移り、夕日を眺めた。
静けさと、夕日の光で心に落ち着きが戻るが、途端に結愛と委員長の姿が頭を過ぎる。


あの後、二人はどうなったのか。