猫の世界と私

今まで何も考えずに見ていた夕日。
結愛から受けた言葉と共に夕日を眺める。

夜を告げる色。

そして、一日を振り返る色。

感じたことのなかった思いが心を占めていく。


瑛祐は背けた体を元に戻し、夕日を眺めている結愛へ向けた。

結愛の表情を見て、瑛祐の時間は止まる。


今まで見たことのない表情をしている結愛がいる。


切なげで、心地いい、そんな表情を浮かべている。

少し大人な感じがする結愛から目が離せなかった。


今日は物凄くドキドキする日だ。
目が離せなくて、離したくなくて、自分が変な行動をしている気がしてならない。


瑛祐は、葛藤しながら今の時間を過ごしていた。

複雑な表情を浮かべ、空を眺めた時、一つの花火が上がる。



「あ…」