近いも何も、壁ドンそのものだよ!
ていうか壁ドンをレベルアップさせてたよ!

「最初のほうは近いかな・・・」

「で?それを俺が昨日やったと」

彼は、怠そうにあたしに問う。


・・・そう。

このお方は、昨日と今日、連続で壁ドンをされた‘壁ドンマスター’なのである。


「したよ!壁ドンって、雰囲気を甘くする時とか、き・・・キスする時とかに多いんだよ!」


少女漫画情報だけど。

だから、あたしは昨日襲われると思ったから逃げだしたんだ。


「へぇ・・・・・・で?」

彼は少しイラついてるのか、眉間にしわを寄せた。


・・・で、とは?

話の続きなんてないですけど・・・。



「で?って言われても・・・」

「俺、壁ドンなんてしてねーし」


・・・WOW!

まさかの衝撃発言!!


え、無自覚なの?

え、すごっ!