そんな話をしてやっと、2年生の人たちが生活する3階まで来た。

ちなみに、1年生である私が生活してるのは4階。


「それでは先輩、ありがとうございました。」

4階まで上がろうとしている先輩を半ば強引に止める。

「え、上までいくよ。」

「いえ。いい加減教室に向かわないと遅刻になってしまいます。」

もうすぐ朝学の終わる時刻だし。

「まぁ。でもそんなに気にしないよ。」

「私は気にします。私のためだと思ってお願いします。」

「…分かった。じゃあね。」

「ありがとうございました。」