それはある秋の日。


朝学に間に合うかどうかの瀬戸際で焦っていた私は、

何もないところで思いっきりこけた。


朝学遅刻間際でも焦る様子のない

まばらに歩いていた人たちはみんなこっちをみている。

でも、手を差し伸べてくれる人はいない。


あーあ、久々に大きなけが作っちゃった。

また、傷跡残っちゃうかなぁ。


私の膝には今真っ赤な血を流してるところ以外にも

たくさんの傷跡が残ってる。

それもこれも私の足が…


「あんたさ、」