峰岸蓮はハッとしたように意識を戻すと、次の瞬間にはあたしを睨みはじめる。 あたしのことが大嫌いなのは勝手だけれど、その鋭利な視線を向けるのは本当にやめてほしい。 ―――――――優が気づいたらどうするつもりなの? 「それではご用件をお伺いしましょう。」 「あぁ」 「お部屋はどうなさいますか?個室にします?それともここで?」 ここのバーには奥に個室が2つあって、“ここではできない話”をする。 誰にも聞かれずに話をして、誰にも見つからずにことを進めるために場所。