ーーーーーーなんて。
そんなことを考えても結局はしょうがないって答えにたどり着くだけで。
考えたって考えたって同じで、無限ループみたいなのにおとってしまう。
だから、考えることを辞めることにした。
目の前にはドア。
いつの間についていたんだろう?
スッと息を潜め、後ろのドアからゆっくり入る。
教室に響く声は変わらない。あたしがいてもいなくても、だ。
それは、あたしだけを置いて世界がどんどん回っているみたいで。
…さっきから、悲観的すぎだろうか。
今日は、少し不調みたいだ。
そう思いながら、席について机に張り付き、音楽プレイヤーで周りの音をシャットダウンして、あたしは目を閉じた。
