ガタンッ!!! 大きな音を立てて元あった場所から遠く離れたところで机は床についた。着いたというより、落ちた、というのが正しいだろう。 「うるせぇ。これは命令なんだよ。」 この日この瞬間。あたしはこのライオンの本当の姿が見れた気がする。 龍陽の副総長、“峰岸 蓮(ミネギシ レン)”のことを。 あたしは怖かった。でも、ひるむわけにはいかなかった。 だってここであたしが泣いてしまったりしたら。逃げ出したりなんかしたら。あたしはもうこの居心地のいい場所には戻れなくなるのだから。