「お兄ちゃん!」 ノックもせずにドアを開けると 「なんだ!?」 ビックリして目を身開けたお兄ちゃんと、隣に座っている友達が見えた。 「ご、ごめん・・・」 すっかり丸くなった私にお兄ちゃんが言った。 「こいつ、安堂大翔。 俺と同じサッカー部だから」 お兄ちゃんがその安堂って人の肩をガシッと掴んだ。 「よぉ、はじめまして」 そう言って、にこっと笑った その安堂って人に、 私はとってもドキドキした・・・