「先生、娘はどうなんですか」


沈黙が耐えきれなくなったっぽい母が先生に聞く


「今はまだわかりませんが一応、検査してみようも思います」


検査....どんなことするんだろう....


やっぱ血液検査かな....


「篠原さん、こちらへ」


診察室の隣にある狭目の部屋の椅子に座り腕を土台の上に乗せられる


黒いパイプみたいなもので止血され、太めの針が私の体の中に入ろうとする


「ちょっとチクッとしますよ」