「....篠原さん、今回の検査は少し辛いかもしれません」


「....なぜ」


「今回の貧血は2度目なのでキツめの薬を投与してもいいか診断するためです」


「....そうですか。わかりました」


莉緒の手をギュッと強く握る


少し涙目で俺を見上げてくる莉緒


「大丈夫だから」


コクっと頷いて


「よろしくおねがいします」と立ち上がる