隠してしまいたい

大学に入って1年、だらけにだらけ授業もサボりまくり、そのおかげで単位もギリギリ。
どうしてこうなったのか自分でもわからないくらい。
明日が休みで本当に良かった。
カレンダーを見てポツリと呟く。
だんだん瞼が重くなり嫌な気持ちも薄れていく。
あぁ、目が覚めたらメール、来てるといいな…なんて思いながら眠りについた。




ブーブー…なにかの振動音。
あ、これ携帯のバイブ音か……。
誰だろ、てか今何時…、気になるも体が動かない。
まぁ恐らく父親だろう。
全くもうしばらく寝かせて欲しい、そう思いながら寝返りをうつ。

ブーブーブーブー
数分たってもバイブ音はなりやまない。
しびれを切らし起きあがれば机の上にあった携帯を手に取る。

着信 お父さん。
予感的中、よく見れば不在着信が5件もはいっている。
あ、これはすごく怒ってるんだろうな、なんて頭の片隅で考えながら電話にでる。

案の定怒鳴り声と共にお叱りの言葉が降ってきた。
一応今日は私の誕生日なんだけど…なんて言えるわけもなく謝りに謝って許してもらった。

実を言うとお父さんは重度の心配症。
そんなに心配してたら逆に疲れない?ってほどに。


怒られついでにメールも見たが何も連絡なし、

まぁ、予想内。
携帯をベットのそばに置き再び横になる。
時計を見れば午後17:00をまわっていた。
だいぶ寝ていたようだ、目の周りは涙のあとがある。
それにしても19歳って全く実感がわかない。
私の心は中学生のままで止まっている。

それをいうといつもみんなに笑われちゃうんだけどね。