4月2日まで後30秒。
私は携帯の時計とにらめっこをしながらベットに横たわり日付が変わるのを待ち望んでいた。
19......10...5.4.3.2.1...
00:00
携帯の待ち受けにはHappy Birthdayの文字。
『お誕生日おめでとう梓ちゃん』
それだけつずられたメール。
そう、今日4月2日は私、橋詰 梓(はしづめ あずさ)の誕生日。
だけどそんな私の顔に笑顔はなくため息をついてベッドに顔をうめる。
「あー、もうバカバカバカ!意味わかんない!恋人の誕生日祝わないってどういうことよ!」
バタバタ足をばたつかせ誰もいない部屋で文句を言う。
私は今傍からみたらきっとヒステリックな女だ、いや、それ以上かも…。
脳内で次々と思考を巡らせるも苛立ってる私の気持ちは落ち着かない。
なんせ付き合って一週間の恋人から連絡一本も来ないのだからまともでいられる訳が無い。
「忘れてるのかなー」
そうぼやくも直ぐにそんなことはない、と首をふる。
なんせ2日程前に誕生日を聞かれ教えたのだから、あー、そうなんだー、って言ってたけど友達の誕生日と違って恋人の誕生日、普通は忘れることはない。
普通は……か。
ふと恋人のことを思い出し昨日の会話が脳裏をよぎる。
会話と言ってもSNS。
そう、カンのいい人はお気ずきであろう、
以前から私はネット恋愛をしている。
相手は私よりも年下で遠距離、一度も会ったことがなければ電話を数回した程度
………その上女の子である。
これが私の秘密。
私は女だけど女の子が好きなのだ。
私は携帯の時計とにらめっこをしながらベットに横たわり日付が変わるのを待ち望んでいた。
19......10...5.4.3.2.1...
00:00
携帯の待ち受けにはHappy Birthdayの文字。
『お誕生日おめでとう梓ちゃん』
それだけつずられたメール。
そう、今日4月2日は私、橋詰 梓(はしづめ あずさ)の誕生日。
だけどそんな私の顔に笑顔はなくため息をついてベッドに顔をうめる。
「あー、もうバカバカバカ!意味わかんない!恋人の誕生日祝わないってどういうことよ!」
バタバタ足をばたつかせ誰もいない部屋で文句を言う。
私は今傍からみたらきっとヒステリックな女だ、いや、それ以上かも…。
脳内で次々と思考を巡らせるも苛立ってる私の気持ちは落ち着かない。
なんせ付き合って一週間の恋人から連絡一本も来ないのだからまともでいられる訳が無い。
「忘れてるのかなー」
そうぼやくも直ぐにそんなことはない、と首をふる。
なんせ2日程前に誕生日を聞かれ教えたのだから、あー、そうなんだー、って言ってたけど友達の誕生日と違って恋人の誕生日、普通は忘れることはない。
普通は……か。
ふと恋人のことを思い出し昨日の会話が脳裏をよぎる。
会話と言ってもSNS。
そう、カンのいい人はお気ずきであろう、
以前から私はネット恋愛をしている。
相手は私よりも年下で遠距離、一度も会ったことがなければ電話を数回した程度
………その上女の子である。
これが私の秘密。
私は女だけど女の子が好きなのだ。

