5日だけの二人

するとミカは、自分の胸元をジッと見てから、
「そお? 私全然小さいからわからないでしょ? ほら、わかる?」
ミカは軽く胸を張ってみせる。
「わかるよ、俺って結構敏感肌だからな。」
「触ってみる?」
「アホか? 馬鹿な事言ってないで恥じらいを持ちなさい。」
光一は再び紅茶を飲み、溜め息をついた。 それからしばらくの間、二人は紅茶を飲みながら話し込んでいたが、
「あ、そうだお兄ちゃん。 今度私も服を買いたいからさ、明日も買い物に付き合ってよ?」
どこから持ってきたのか、ミカはスルメを口に放り込んでから部屋のタンスを開けた。光一がタンスの中を見ると、意外にも数枚の服しか入ってなかった。
「あれ、あんまり持ってないんだな? そこにはギッシリと服が詰まっていると思ったぜ。」
ミカはタンスを閉めて席に戻る。
「なんとなくね、事故の後に全部捨てたんだ。 縁起が悪いような気がしたから着たくなかったの。」
まあ、そうゆう事もあるのかもな。 光一は深く聞かずに、
「そうか、まあ俺で良かったらいつでも付き合うよ。」