どうやらミカは光一のいない時でも店には来るらしく、先日も来店した際に桐山と音楽の話になったという。
「んで、それが偶然お前の家にあったんだ? さすがは株で稼いでるだけあるな。」
光一は桐山の手にしているレコードジャケットを見ながら、しかし自分はさして興味が無いかのようにつぶやいた。しかし実はこのレコード、実在数が極端に少ないレアアイテムで、売れば驚くような値段がつくと聞くと面白がってオークションに出そうと言い出した。
「まったく、先輩にはロマンって物は無いんですかね? これは売りません。一生の宝にします。」
値段が気になる光一をよそに、桐山は店の隅にあるプレイヤーにそのレコードをかける。普段ならジュークボックスに入れるのだが、本当に大切にしたいらしく手入れの行き届いたプレイヤーを選んだ。慎重に針を盤の上に乗せると心地よい軽やかジャズが流れ出した。
「やはりCDとは趣が違いますね、今度はレコード音源で録音します。」
上機嫌の桐山は今度こそ全員分の調理にかかる。
「んで、それが偶然お前の家にあったんだ? さすがは株で稼いでるだけあるな。」
光一は桐山の手にしているレコードジャケットを見ながら、しかし自分はさして興味が無いかのようにつぶやいた。しかし実はこのレコード、実在数が極端に少ないレアアイテムで、売れば驚くような値段がつくと聞くと面白がってオークションに出そうと言い出した。
「まったく、先輩にはロマンって物は無いんですかね? これは売りません。一生の宝にします。」
値段が気になる光一をよそに、桐山は店の隅にあるプレイヤーにそのレコードをかける。普段ならジュークボックスに入れるのだが、本当に大切にしたいらしく手入れの行き届いたプレイヤーを選んだ。慎重に針を盤の上に乗せると心地よい軽やかジャズが流れ出した。
「やはりCDとは趣が違いますね、今度はレコード音源で録音します。」
上機嫌の桐山は今度こそ全員分の調理にかかる。

