You are The One.

「は…勇大…君?


…どう、して…?」


勇大君が私の家の前のガードレールに寄りかかっていた。


顔を上げ、私を見ると


「どうして?って…


彼氏が彼女の家に迎えに来ちゃダメなわけ?」


「いや…」


「じゃ 、行こ。」


「うん!」


なんだか胸の奥がくすぐったい。


嬉しいなぁ〜!


なんて思ってたら、勇大君はすでに前の方。


「ま、まってよぉ〜!」


そう言うと勇大君は振り返って、笑ながら


「クロエ、遅い。」


「勇大君がはやいんだよー!」


「早く俺のスピードに慣れてくれなきゃ、クロエこれから毎朝息切らしながら学校行くことになるぞ。」


さらっと言ったけど…


ってことは、これから毎朝迎えに来てくれるの!?


びっくりしてると勇大君は、また、遅い!と言って私の手を握った。


…やっぱりなんだかくすぐったい。。


いや、もっともっとくすぐったい。。。


久しぶりだなぁ。こんな気持ち…。


私のこのくすぐったい気持ちは学校に着くまで続いていた。