「あなた…


ねぇ、勇大の彼女?」


「…あのぉ…」


「私は新川鈴乃よ。


勇大の母です。」


「!


あ、ああ、あ、あの…


私、クロエです!


藤波!藤波クロエです!


えっとぉ…」


「クスクスっ…


そんな緊張しないで?

藤波さんって…言うのね?」

「はい。」

「勇大はちゃんとした子と付き合ってるのね。


安心したわ…


まぁそれは母親がこんなだからかもしれないけど。

私ね、勇大に嫌われてるのよ。


私が悪いんだけどね…」