帰りは、冬輝君が美月ちゃんを、もと君が花梨ちゃんを、そして、勇大君が私を送って帰ってくれることになった。


帰り道。


勇大君が隣を歩くのは、すっごく緊張するけど、嫌じゃない。


なんか、あったかい。


「クロエが横にいるとホッとするって言うか、なんか…」


「…?」


「…あったかい。」


「!勇大君も…?」


「…クロエも?」


「うん」


「なんか、バカップルみたいだな…///」


「…///」


そんなことを言いながら、大通りにでた。


さっきより人が多い。


「きゃ!」


誰かにぶつかっちゃった!


「ごめんなさい!」


「いえ、こちらこそごめんなさいね!」


私がぶつかったのは綺麗なおんなの人だった。


「…なんで、あんたがこんなとこに…」





「勇大…」


勇大君の名前、知ってるみたい。


誰だろ…


「ちょうどよかったわ。


今から、あなたのマンションに行く予定だったのよ」


「…今さら、なんの用だよ。」


「ごめんなさい。


あなたが私のことを恨む気持ちはわかっ「わかんねーよ!


絶対、あんたにはわかんねーよ!」」


「クロエ、行くぞ!」


「え…」


勇大君は早足で行ってしまった。


まってー!